ただ塗替えるだけでは無く、事前に数種類の完成予想コラージュを作成して、プレゼンを行わせて頂きました。上下の塗り分けにより建物を広く大きくみせ、縦のブラウンのラインと扉、中央部のアクアブルーの階段により、アースカラーが膨張しすぎない様に引き締めています。海の近くなので、塗料は塩害対策品を使用。

寒々しかった客席が暖色のオレンジ色を塗るだけで、暖かみのある、ハッとするような魅力あるソファ席に変化しました。中央にはポイント照明も追加して、アイキャッチを作ることにより目線を高く誘導でき、天井高さを演出できました。ソファは傷みもあり、一度外して張り替えを行っています。

各階の床ラインと柱梁の交差するフレーム美を強調する配色に塗替え。これにより建物の使用目的に沿った堅牢さが演出できました。鮮やかに映える建物に生まれ変わり、視認性も向上。建物全体にサイン効果を持たせた上で、メインの看板も大きく発光させ解りやすいバランスと色に変更しました。
集客効果は目に見えて増して喜んで頂けました。

銀座の雑居ビル２階で視認性はゼロに近く、お店の存在をなかなか外部に伝えられない状況を改善。
お店に人の集まる様子を暗いビル壁面に浮かび上がらせました。陰の中の光は良く目立ち、かなりの効果が実証できました。
上下に電球色の間接照明の顎を付け、壁面から絵画の様に切取り。窓には古いサッシフレームの存在を消すため化粧格子風に装飾シートを張ったパネルを４面設置。蛍光灯とカッティングシートで安価ながらここまで演出できました。