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本屋とカフェはセットが当たり前の時代?ブックカフェを成功させる秘密やおすすめの事例を紹介

本屋や図書館にカフェが併設されたお店を、「ブックカフェ」と呼びます。
「本」と「飲み物」という組み合わせに惹かれる客は多く、有名なブックカフェの場合、遠方からわざわざ足を運ぶ人もいるほどです。

しかし、本屋とカフェという異業種が併設されたブックカフェは、どうやって開業したら良いか悩んでいる人も多いかもしれません。
そこでこの記事では、ブックカフェの開業方法について、ブックカフェのメリットやおすすめの店舗事例と併せてご紹介します。

本屋とカフェの併設にはメリットがたくさん

飲み物や軽食と一緒にゆっくり過ごせるカフェは、読書の場としても最適です。
そんな読書の場としても利用されるカフェに本屋が併設されていれば、本が好きな人にとってはたまらない空間となるでしょう。

本屋とカフェは相性が抜群

本屋の特性とカフェの特性は、非常に相性が良いと言えます。
本屋の中にカフェを併設すれば、「何か新しい本を買って、そのままカフェで読もう」と考える人もいるでしょう。
あるいは、「待ち合わせよりも早く着いたから、本でも買って時間を潰そう」という人もいるかもしれません。

双方で収入を補える

カフェは客単価が低いため、集客が上手く行かなければ、なかなか大きな売上が出ず苦戦することになるでしょう。
カフェで飲み物を買う人が本屋も利用すれば、大きな客単価アップに繋がります。

一方、本屋では立ち読みだけで帰ってしまう客に悩まされることもありますが、カフェを設けることによって、客に「読書スペースがある」と思わせることができます。
これにより、「長時間立ち読みするくらいなら、イスに座って読みたい」という心理を生み出し、本の購入やメニューの注文を促すことができるでしょう。

ブックカフェを開業するための手続き

ブックカフェを開くためには、飲食店と本屋それぞれの開業手続きを行う必要があります。

飲食店としての許可や手続きが必要

カフェ部分の開業には、飲食店としての営業許可を取らなければならず、提供するメニューによって、取得すべき許可の種類も変わります。

食べ物や飲み物を調理して提供するお店は、保健所で「飲食店営業許可」を取得します。
また、アルコールを提供する場合、アルコールの提供を目的として深夜12時以降も営業する場合は、警察署にて「深夜酒類提供飲食店営業許可」の申請が必要です。
● 飲食店営業許可…調理と飲食の提供を行うお店
● 深夜酒類提供飲食店営業許可…お酒の提供を目的として深夜12時以降も営業するお店

アルコールや料理は提供せず、飲み物や軽い茶菓子のみを提供する場合は、保健所で「喫茶店営業許可」を取得します。
● 喫茶店営業許可…アルコールを除く飲み物を提供するお店(喫茶店)

また、料理を提供するお店では、「食品衛生責任者」を必ず一名選出します。
食品衛生責任者は保健所の講習で取得できますが、調理師や栄養士の資格を持つ人は講習をパスできます。
その他、従業員も客も含めて30人以上を収容する建物では、「防火管理者」も専任しなければなりません。

本屋の開業に必要な手続きは?

本屋は、開業のために営業許可を取る必要はありません。
ただし、古本を取り扱う場合は、お店所在地を管轄する警察署で「古物商許可」を取得しておきましょう。

カフェが併設されている本屋を5つご紹介

ただ本棚と注文カウンターと座席があるだけでは、わざわざ足を運びたくなるような人気のブックカフェは生まれません。
以下からは、内装やコンセプトづくりのヒントが詰まった、オススメのブックカフェをご紹介します。

『本のにほひのしない本屋 神楽坂モノガタリ』(東京)

■所在地: 東京都新宿区神楽坂6丁目 K’sPlace
■URL:トップページ | 本のにほひのしない本屋 神楽坂モノガタリ

東京・神楽坂にある『本のにほひのしない本屋 神楽坂モノガタリ』は、本屋と呼ぶに相応しい品揃えが魅力のブックカフェです。
店内に所狭しと並ぶ本の中から、飲み物と一緒に楽しみたい一冊を必ず見つけることができるでしょう。
ブックカフェ巡りをしていると起きがちな、「ブックカフェと聞いて足を運んだのに、本が少ししかなかった」という経験をする心配もありません。

『BOOK LAB TOKYO』(東京)

■所在地: 東京都渋谷区道玄坂 2-10-7 新大宗ビル1号館 2F
■URL: BOOK LAB TOKYO – 渋谷・道玄坂にあるコーヒースタンド併設の本屋

『BOOK LAB TOKYO』は、電源や無料Wi-Fiが整備された、コワーキングスペースとしての側面も持つブックカフェです。
ノマドワーカー向けのイベントも開かれているため、技術書やビジネス書などがラインナップの中心です。

ブックカフェには読書に重きを置くタイプもありますが、仕事や打ち合わせも行えるノマドワーカーの交流の場としてのブックカフェも、今後は需要が高まっていくでしょう。

『六花文庫』(札幌)

■所在地: 北海道札幌市真駒内上野3丁目1-3
■URL: 小田豊四郎記念基金

『六花文庫』は、北海道を代表する菓子メーカー・六花亭が提供する、カフェ併設型の図書館です。
メニューは小さなお菓子付きのコーヒーのみとなっており、本の購入や貸し出しも行われていません。
しかし、約8000冊の「食」にまつわる蔵書が並ぶ館内には、深く腰掛けられるソファやレトロな暖炉などが置かれており、時間を忘れてゆったり過ごせるカフェとして、旅行客にも利用されています。

飲食店の施工事例

繁盛するお店、お客様が集まる飲食店の内装デザインはこちら


おわりに

本屋とカフェが併設されたブックカフェは、今後さらに店舗数の増加や種類の多様化が期待されるお店です。
本屋とカフェを併設することによって、ご自身が客にどのようなサービスを楽しんでもらいたいかを考えるためにも、既存のブックカフェのコンセプトや内装づくりを参考にしてみましょう。

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