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開業で失敗しがちな人特徴3つ。複数当てはまる人は要注意!

開業には不安もつきものですが、それ以上に、これから始まる新しい生活に胸を躍らせている人も少なくはないでしょう。
しかし、不安やリスクをないがしろにし、根拠のない自信だけで開業してしまうと、大きな落とし穴が待ち受けている恐れがあります。

開業で失敗する人の特徴を知って、自分自身に置き換え、今何をすべきか冷静に見極めておきましょう。

甘い考えでの独立開業は危険

当然のことですが、開業したすべての人が成功するとは限らず、志半ばで廃業する人もいます。
開業する以上はそのリスクを覚悟していなければなりませんが、自分自身のことになると、つい甘く見積もってしまうものです。

まずは冷静に自分の状況を見つめ直す

開業で失敗する人というのは、往々にして、自分自身の状況を正しく把握できていません。
この場合の「状況」とは、資産や年齢といった数字のデータだけではなく、考え方や行動原理などのマインドも含まれます。

開業した後で足りないものに気づいたり、失敗した後に「ああすれば良かった」と後悔したりする前に、どのような人が失敗に陥りやすいのか、傾向を知っておきましょう。

開業で失敗しがちな人の6つの特徴

以下からは、開業で失敗しやすい人の6つの特徴について、失敗に陥りやすい理由も含めて見ていきましょう。

1.生活に必要な資金を用意していない

開業後はすぐに収益が確保できるとは限らず、最悪の場合、月間の利益が0円、または赤字という可能性もあります。
家賃や光熱費、税金など、生活費を支払うために貯金を切り崩す日々が続けば、業務にも集中できず、いつまで経っても事業を軌道に乗せることはできないでしょう。

最低でも数カ月は、無収入でも生活できるくらいの資金を、開業前に確保しておくことをおすすめします。

2.他人の成功体験に影響されている

先達者の成功体験は、開業の意欲を大いに高めてくれます。
しかし、その成功体験に触発されて開業しても、自分自身の状況を冷静に分析できていないと、遅かれ早かれ事業の方向性を見失ってしまうでしょう。

ただ「あの人のように成功したい」と同じことを真似するのではなく、「開業して自分はどうなりたいのか」とご自身に置き換えて、事業の先行きを予測しておくことが大切です。

3.業務に必要な技術・知識を持っていない

極端ですが、「未経験でも、開業してしまえばスキルは後から付いてくる」という意見もあります。
確かにそれも間違いではありませんが、そのスキルというのは、必要にかられて身に付いているだけに過ぎません。
つまり、まだスキルが身についていない時に不測の事態が起きてしまうと、想定外のケースに対処できず、取り返しの付かない失敗を招いてしまう恐れがあるのです。

業務に必要な技術や知識は、いざという時に、ご自身や会社を守るための武器であり、開業前に身につけておかなければなりません。
特に、「今この業界が注目されている!」などといった短絡的な考えで未経験の分野に飛びつく人ほど、スキル不足が原因で起きるリスクをないがしろにする傾向にあるため注意が必要です。

4.勢いだけで行動してしまう

大胆な行動は、時には功を奏すこともあるでしょう。
しかし、開業後の見通しも立たないうちにサラリーマンを辞めてしまったり、入金の予定もないのに高額な設備を導入してしまったりなど、勢いだけで行動し続けていると、いずれ破綻してしまうことは火を見るよりも明らかです。

5.無責任な前向き思考

「なんとかなるさ」という考え方は、前向きで余裕があるように見えますが、裏付けがなければただの無責任でしかありません。
何の努力もせず、友人・知人からの援助や大口の入金を当てにしていると、いつかは当てが外れて辛い現実に直面してしまうでしょう。

厳しい現実から目を背けずに、自分に今できることは何かよく分析し、堅実に研鑽を続けていく忍耐力が起業家には求められます。

6.人付き合いを疎かにする

サラリーマン時代には避けて通れなかった同僚や上司との付き合いがなくなる分、個人事業主は気楽で良いと考えている人もいるでしょう。
しかし、開業すると、人と会う機会はサラリーマン時代と比べて一気に少なくなります。
自分の会社の従業員や客と接することはあっても、彼らから事業のヒントやアドバイスをもらえる訳ではありません。

同じ業種の起業家などとの交流を疎かにし続けると、業界の動向や地域内のルールといった情報が届きにくくなり、対応が後手後手に回ってしまうでしょう。

当てはまる特徴があったら開業前にクリアしておこう

開業前の何もない状態では、つい、開業後に素晴らしい将来が待っているように感じてしまうものです。
しかし、開業してもそのうち数割は倒産や廃業に至っているのが現実であり、それはご自身にも起こりうるということをしっかり認識しておかなければなりません。

失敗に陥りやすい特徴が複数当てはまるようであれば、開業後の事業計画がご自身に相応しい内容かどうか、もう一度考え直してみましょう。

自分に合う無理のない事業計画の大切さ

意欲に燃えている開業前は、「最初の数年間は忍耐が必要だ」と自分を追い込もうとしてしまいます。
しかし、休みもなく働き続けたり、少ない報酬で何年間も耐え続けたりするような事業計画は、いずれ精神的にも肉体的にも限界が訪れます。

良いアイデアは、生活に無理が生じない程度のお金と適度な休暇があってこそ生まれます。
もし、お金も休みも満足に確保できない厳しい事業計画しか作れないようであれば、開業をいったん見送るという決断も、起業家としての第一歩と言えるでしょう。

おわりに

開業は、今後の人生をも変えかねないものであり、決して軽はずみな考えで始めるべきではありません。
とんとん拍子に輝かしい成功を収めたように見える人も、陰では苦労と失敗を経験し、その中から自分なりの事業のあり方を見出しています。

開業後に取り返しが付かない失敗を起こさないためにも、ご自身の考え方や行動傾向をしっかり分析しておきましょう。

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