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「おしゃれは足元から」という言葉があるほどコーディネートの要となる靴は、ぜひお気に入りの一足を手に入れておきたいもの。内装もおしゃれで楽しい靴屋さんなら、思い出の一足を見つけることができるでしょう。
この記事では、「靴屋さんに馴染みがない」「靴は沢山買わない」という人でも、つい訪れてお気に入りの一足を見つけたくなるような、内装がおしゃれな靴屋さんをご紹介します。
世界中のコンバースファンが集う「柿本商店」(神戸市)
JR西日本の高架線下に広がる「元町効果商店街(通称:モトコー)」にある「柿本商店」は、コンバースファンから「聖地」と呼ばれる靴屋さんです。
店舗に近づいてまず目に留まるのは、お店の外まで溢れるほど、寸分の隙もなく陳列された約4,000〜5,000足のコンバース。大量の品揃えにも関わらず棚の中はきれいに陳列されており、ただ単に量を増やしただけではない、オーナーのコンバースへの愛情も伺えます。
限定品や希少品のコンバースも取り扱われている柿本商店は、日本国内だけでなく、海外からも靴を買い求める人が詰めかけています。
2018年の移転リニューアルでさらに便利な靴屋さんに!
柿本商店は2018年に同商店街に移転し、内装が少し広くなったため、それまで展示しきれなかった在庫も陳列できるようになりました。試着コーナーの席数も増えたため、多くの人が行き交う店内でも、お気に入りの一足を見つけやすくなっています。
柿本商店の人気の理由は、コンバースの品揃えだけでなく、オーナー夫妻の人柄とも言えるでしょう。数千足の中から希望に合ったコンバースを探してもらえるため、靴選びの初心者や女性でも安心です。
あっという間に時が過ぎる「スニーカーショップ Skit 大阪・堀江店」(大阪市西区)
「スニーカーショップ Skit」は、2001年に創業した靴屋さんです。新品、中古品、新作、旧作に関わらず、あらゆるスニーカーが取り扱われており、東京の吉祥寺本店のほか、宮城県仙台市や福岡市の大名にも店舗がありますが、特にスニーカーファンの間で注目されているのが大阪市西区にある堀江店です。
内装は360℃どこを見渡してもスニーカー!
階段を上ってSkit堀江店の中に入ると、店内に並ぶ大量のスニーカーに目を奪われるでしょう。ナイキやジョーダン、ヨルダン、アディダスといった世界中のスニーカーが、カテゴリ別にきれいに整頓されています。
内装は濃いめのフロア材に白い棚とシンプルですが、カラフルなスニーカーが360℃全面に並んだ店内は、決して退屈さを感じさせません。スニーカーも、一足ずつセロファンコーティングされており、照明が反射すると、まるで展示品のように輝きます。
大量に陳列された様々なスニーカーを一足ずつ見ていると、あっという間に時間が過ぎてしまうでしょう。
もはやアート作品!海外のおしゃれ過ぎる靴屋さんに注目
海外には有名デザイナーが内装を手掛けた、まるでアート作品のような靴屋さんがあります。
宇宙空間のような「シューバルー」(アムステルダム)
ラグジュアリーブランドを中心に扱うセレクトショップ「シューバルー」が、オランダのアムステルダムに開いたショップが話題を集めています。
白とブルーで統一されたショップの内装は、さながら映画のセットに足を踏み入れたかのよう。棚もチェアもすべて不規則な曲線で構成され、直線が排除されているため、宇宙空間にいるかのような雰囲気を味わえます。
随所まで緻密に計算された内装デザインによって、ハイブランドなシューズが丁寧にディスプレイされ、ハイセンスな空間にも関わらず奇抜な印象を受けません。
日本人デザイナーが手がけた「カンペール ニューヨーク」
スペイン発祥のシューズブランド「カンペール」のニューヨーク店は、日本人デザイナーの佐藤ナオキ氏がデザインを手がけた靴屋さんです。白い壁に突き出した靴は、すべてカンペールの定番商品「Pelotas」を樹脂で象ったもの。所々で樹脂と本物の靴が入れ替わっており、白で統一された無機質な空間にユーモアを与えています。
佐藤氏は大阪心斎橋のカンペール店舗のデザインも手がけており、白を貴重としたおしゃれな内装は、ニューヨーク店とは一味違う趣があります。
お客様の導線、売れるレイアウトを練りこんだ内装デザインはこちら
おわりに
おしゃれな靴屋さんの中には、色とりどりの沢山のシューズを店いっぱいに並べた所もあれば、一足ずつよく見えるように間隔を空けてディスプレイしている所もあります。いずれの店舗にも共通するのは、「靴選びの時間を楽しんでほしい」という願いが込められていることです。
靴に対する愛着がもっと高まってしまう、内装がおしゃれで楽しい靴屋さんに足を運んでみてはいかがでしょうか?