眼鏡屋といえば、店内の眼鏡がより一層美しく見えるきれいな内装が特徴的ですが、きれいなだけでなく、眼鏡選びがさらに楽しくなるような、おしゃれでこだわり満載の眼鏡屋もあります。
この記事では、眼鏡を愛する人なら満足することなしの、都内のおしゃれな眼鏡屋を3つご紹介します。
宝石ショップのような「OBJ east(オブジェ・イースト)」
「OBJ(オブジェ)」は1991年に京都で開業した眼鏡ショップです。
京都府左京区と大阪市西区に店舗があり、どちらもシックな内装と充実の品揃えで人気の眼鏡ショップですが、東京・銀座にオープンした「OBJ east(オブジェ・イースト)」も、都内随一眼鏡ショップとして高い評価を受けています。
眼鏡と客の相性を重視するため、商品はすべて「マニファクチュール(自社一貫製造)」で製造。流行にあやかった大量生産ではなく、客ひとりひとりにフィットする眼鏡を提供することが、OBJのコンセプトです。
宝石のようにまばゆく光る眼鏡ギャラリー
OBJ eastのエントランスを入ると、まずは壁一面に並んだ多種多様な眼鏡たちがお出迎え。奥に見える真っ赤なカウンタースペースは、ゴージャスな店内の雰囲気を象徴するかのよう。
壁や床に絶妙に配された黒と木目がアクセントとなり、高級すぎず入りやすい上品な空間に仕上げられています。
店内の奥に進めば、まるでジュエリーのように丁寧に陳列された眼鏡のショーケースが店舗いっぱいに広がっており、ライトで照らされた美しい眼鏡の中から、お気に入りの一品を見つけることができるでしょう。
オーナーの拘りがつまった「GLOBE SPECS(グローブ・スペックス)」
「GLOBE SPECS(グローブスペックス)」は、眼鏡と建物が一体化したかのような空間づくりが印象的な眼鏡屋さんです。アイウェアの本質である「快適なかけ心地」に加え、アクセサリーとしての側面も重視する遊び心を忘れない姿勢は、世界中から集めたアンティーク商品が散りばめられた店舗にも反映されています。
また、イタリア・ミラノで毎年開催されている、世界最大級の眼鏡展示会「MIDO展」において、2017年に代官山店がアジアの眼鏡ショップで初めて最優秀賞を受賞。さらに2018年には渋谷店もドイツやイタリアの眼鏡店と並んでイノベーション部門で世界一に選ばれています。
世界的な評価を受けた各店舗の魅力
1998年にオープンした「GLOBE SPECS渋谷店」は、革張りのソファやアイアンフレームの家具、インダストリアルなペンダントライトなど、ヴィンテージ感溢れる内装に胸躍らされる眼鏡ショップです。スタイリッシュさではなく温かみを重視した居心地の良い空間は、眼鏡を選ぶ時間が楽しくなってしまうことは言うまでもありません。
「GLOBE SPECS代官山」はGLOBE SPECSの2号店で、店内のいたる所にアンティーク品が展示されています。エントランスにあてがわれた年代物の扉は、ニューヨークのロックフェラーセンターで使われていたもの。店内の所々にもオーナーこだわりのアンティーク家具やヴィンテージ小物が置かれ、眼鏡以外の見どころも満載。
2018年9月には、代官山店のすぐ隣に3つ目の店舗「GLOBE SPECS FACTORY DAIKANYAMA」がオープン。東欧の工場を再現したような佇まいの中では、オーナー自ら集めた家具や眼鏡など海外アンティーク品の展示が行われています。
渋さ際立つ「白山眼鏡店」
「白山眼鏡店(HAKUSANN MEGANE)」は、1883年に「白山眼鏡店(しらやまめがねてん)」として創業。1946年に「白山眼鏡店(はくさんがんきょうてん)」として現在の本店所在地である上野で営業を開始し、以降も国産のオリジナルのフレームを販売し続けている歴史ある眼鏡ショップです。
「デザインしすぎないこと」をコンセプトに、かけ心地やこだわって作られた眼鏡やケースは、すべて白山眼鏡店のオリジナルアイテム。1978年にリリースされた白山眼鏡店のオリジナルアイテム「メイフェア」は、あの歌手ジョン・レノンが最後の時まで身につけて愛用していたアイテムとして語り継がれています。
現在は、上野本店のほか、渋谷に「WALLS渋谷」、自由が丘店、吉祥寺店を展開し、大阪にも「大阪茶屋町店」が置かれています。
ファンの心を掴んで離さない、個性豊かな店舗デザイン
白山眼鏡店の上野本店は、趣のある外観と、アンティークでありながらどこかレトロな雰囲気漂う内装が特徴です。ウィンドウやショーケース、棚など店一面に並べられた眼鏡はもはや内装の一部と化し、眼鏡を探しに訪れた人の心をわくわくさせることでしょう。
アンティークの雑貨ショップのような風情ある佇まいが印象的な「WALLS渋谷」店は、木材やレンガ、コンクリートなどの素材がミックスしたインダストリアルな内装です。ずらりと並ぶオリジナルフレームの中から、時間をかけてフィッティングをしてもらえると好評です。
「自由が丘店」は穏やかな外観が街並みに溶け込んでおり、高級感だけでなくふらっと立ち寄りたくなるアットホームさも併せ持っています。「吉祥寺店」は他店舗と違って、一見、眼科のようなメタリックな外観をしていますが、店内に足を踏み入れれば、多種多様なオリジナルフレームがずらりと並んだ、遊び心いっぱいのヴィンテージな内装が広がっています。
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おわりに
内装がおしゃれな眼鏡屋はどこも、眼鏡を内装の一部として取り入れることで、商品の個性や持ち味が選ぶ人に正確に伝わるよう工夫されています。選ぶ時間まで楽しくなりそうなこだわりの眼鏡屋で、自分に最も合ったフレームを見つけてみましょう。