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開店資金を抑えられる「間借りスタイル」とは?間借り出店のメリット・デメリット

「間借り」は今、店舗の新しい出店スタイルとして注目を集めています。間借り形式であれば、費用や労力を比較的かけずにお店を持つことができ、自分のお店を持ちたくても資金が集まらないという人でも、出店のハードルが比較的低くなるでしょう。この記事では、間借りスタイルでお店を開く方法を紹介しながら、メリット・デメリットについてご紹介します。

「間借りスタイル」のお店とは

間借りとは、お金を払って他人の家の一室(間)を借りる形態のことです。間借りは本来、「親戚や知人の家の一室で暮らす」という意味で古くから行われてきた言葉ですが、現在は、飲食店の出店形態としても使われ始めてます。

別テナントの休業時間を利用すれば間借りで出店できる

「間借りスタイル」の出店形式では、別テナントの休業時間だけ自分のお店を開きます。例えば、
● 夜だけ開店するバーを間借りして、昼営業のカフェを開く
● 不定期に開店する骨とう品店を間借りして、雑貨ショップを営業する
などのように、営業時間が異なるお店同士が一つのスペースをシェアしている点が、間借り形式店舗の特徴です。

間借りスタイルから独立出店に移るのも一つの方法

間借り形式の店舗経営は、独立出店の足がかりとしても効果的です。お店を持つためには、それなりの資金やスキルを揃えなければなりません。しかし、高額な初期費用を投じたにも関わらず経営に失敗すれば、大きな損失だけが残ってしまいます。資本が少なくテナントの契約金が用意できない時や、店舗経営のノウハウが見についていない時でも、間借りで一時的に店を持つことができれば、徐々に独立のための資金とスキルを集めていけるでしょう。

間借りで出店するメリット

間借り出店の大きなメリットは、
● 開業のための初期費用を抑えられる
● 出店場所の立地条件が分析しやすい
● 元店舗の客を呼び込める
● 希少価値でアピールできる
の4点です。

間借りなら少額の開業資金でお店を持てる

新しくお店を開く時は、テナントの契約金や、店舗のインフラ整備や内装工事費用などが発生するため、多くの時間と費用が必要です。しかし、間借りスタイルであれば、開業に必要なテナントや設備が元店舗にひととおり揃っており、元店舗の提示条件次第では、既存の設備を自由に使わせてもらえるでしょう。業種が似ている店に間借りすればより多くの設備を共有できますので、オーナー同士で使用ルールを決めるなどして賢くシェアすると良いでしょう。

元店舗のにぎわいから間借り後の客入りを予測できる

新しくお店を構える前に、出店する立地の情報をどれだけ分析しても、実際の客入りは開店してみるまでわかりません。しかし、既に営業を開始しているお店に間借りすれば、元店舗の客入りや営業時間中の人通りなどから、オープン後の客入りをより具体的に予測しやすくなるでしょう。

元店舗から間借り店舗に客が呼び込める

新店舗にお客さんを呼び込むためには、何よりもまずお店を多くの人に知ってもらわなければなりません。間借りスタイルであれば、間借り先のお店を利用しているお客さんに見つけてもらえるため、オープン直後でもお店の存在を認知されやすくなるでしょう。

限られた時間が間借りに希少価値を与える

間借りスタイルのお店は、「元店舗の休業時間」という限られた枠内で開店しなければなりません。しかし、
● 「お昼の数時間しか食べられないカレー屋さん」
● 「不定期営業のラーメン店」
● 「月末だけオープンする花屋さん」
などのように、「営業時間が限られている」という制約を「希少価値」としてアピールすることで、興味を持ってもらえる可能性が高くなります。

間借りで出店するデメリット

人気の間借りスタイルも、他人のスペースを借りている以上は多少の制約が付きまといます。間借りのデメリット面をしっかり把握し、トラブルが起きた時にどうすべきか対策しておきましょう。

間借りは元店舗の意向に従わなければならない

間借りするスペースはあくまでも他人のお店です。たとえ全く雰囲気が異なるお店であっても、与えられた条件のみで間借り営業を続けなければならず、内装デザインや営業時間帯の変更などは変更できません。

元店舗と間借り側でトラブルが起きることがある

間借り形式で注意すべき最大のポイントは「他人のスペースを借りている」という点をしっかり自覚することです。元店舗の設備や什器を破損させたり、元店舗のイメージを損なうような営業活動を行ったりした時は、間借り契約を断られてしまうかもしれません。特に、飲食店を間借り形式で出店する時は、油汚れや調理の臭いが元のお店に残ってクレームに繋がることもあるため、掃除や器具の使い方をしっかりルールにしておきましょう。

間借り店舗と元店舗で利用者層が異なる恐れがある

同じエリアでも、営業時間帯が違えば利用者層や人通りが全く異なることもあります。例えば、昼間は多くの会社員が行き来している賑やかな通りも、夜は周辺のオフィスが閉まって人通りが激減するかもしれません。「夜は元店舗に沢山お客さんが来るのに、お昼に間借りのお店を開いても誰も来ない」といった期待外れな結果に終わらないように、元店舗の客入りを当てにせず、時間帯別の客層を分析しておく必要があります。

間借りできる店舗を探す2つの方法を比較

間借りできる店舗を自分から見つける場合は、
● 間借り情報サイトを利用する
● 元店舗に直接交渉する
のいずれか2つを選ぶことになります。

間借り可能な店舗が掲載された情報サイトを利用する

間借りスタイルが注目され始めたことを受けて、間借り可能な店舗の情報を集めたサイトも次々に登場しています。情報サイト内には、元店舗側から以下の条件があらかじめ提示されています。
● 元店舗の営業スタイル
● 出店する業種の条件
● 店内の写真
● 利用料金
● 利用条件(原状回復の有無、備品の使用可否など)
● 設備の詳細(面積、収容人数、座席数、設備の種類、調理機器の種類など)
● 禁止行為

いずれも間借りする際に必ず確認すべき事項ですので、手当たり次第に間借りの営業をかけるよりもスムーズに契約を進めやすく、間借り後のトラブル防止にも役立ちます。

間借りしたい店舗に直接営業する

立地条件や店舗の雰囲気など、ご自身の出店イメージにぴったりのお店があれば、間借り利用を直接交渉してみても良いでしょう。元店舗に交渉する時は、間借りの安全性をしっかり伝え、店舗レンタル料や新規顧客獲得のチャンスといった元店舗側のメリットをアピールすることも大切です。

間借りトラブルを回避するためのポイント

間借り後にトラブルが起きると、元店舗の店主や建物のオーナーにも迷惑をかけてしまいます。また、間借りスタイルで理想の店舗経営が行えるかどうかも、出店前によく検討しておかなければなりません。

間借り契約書を取り交わす

間借り出店する時は、元店舗の店主と契約時に交わした取り決めを、必ず書面で残しましょう。契約時に打ち合わせた内容を書面で残していれば、間借り利用時に「ごみの分別は指示されていたかな?」といった疑問が出ても、契約書を読み返して確認でき、取り決めが不十分であれば随時追加することもできます。

建物の所有者に間借りの可否を確認する

元店舗自体が建物の一室を借りて営業している場合は、間借りの可否を「建物のオーナー」にも確認しておきましょう。出店の準備がほとんど進んだ状態で、建物のオーナーから間借り利用を拒否されてしまうと、多くの時間と体力を失ってしまいます。

元店舗の定休日だけ間借りしてトラブルを防止する

間借りのトラブルをできるだけ回避するためには、まずは、元店舗があらかじめ設定している「定休日」だけ間借り営業してみると良いでしょう。「定休日に合わせて週に一日だけ」といった具合に、営業日の間隔を空けていれば、オペレーションや店舗の使い方などもゆっくり覚えることができ、元店舗の営業スケジュールにも支障を与えません。また、元店舗の定休日だけ間借りすることで、光熱費や間借りの料金も「一月で○日間使用」といった具合に計算が簡単になり、計算ミスや支払いトラブルも防止できます。

間借り店舗以外の収入源を確保しておく

間借り店舗は、元店舗の休業時間という限られたわずかな時間内しか営業できません。そのため、いきなり間借りの収入だけで生活しようとすると、間借りにかかった費用で資金が底を突いてしまう恐れがあります。間借りと会社員を両立するなどして、間借り以外の収入源を確保し、独立出店までの費用を少しずつ貯めていきましょう。

おわりに

間借りスタイルの出店形式は、開業資金を抑えながら自分のお店を持てるという大きな魅力があります。「将来的に自分のお店を持ちたいけれど、費用も人脈もない」という場合は、間借りで少しずつ店舗経営のノウハウを身につけながら、お店のファンを獲得していくと良いでしょう。元店舗とのトラブルや少ない営業時間といったリスク面もしっかり対策して、間借り経営にトライしてみてはいかがでしょうか?

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