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オフィスのデスクに卓上パーテーションを設置するメリットとデメリット

床に設置する大きなパーテーションだけでなく、卓上に設置する小さなパーテーションもあります。
卓上パーテーション自体は非常にコンパクトですが、使い方次第では、床置きタイプに劣らない効果を発揮することもあります。

この記事では、意外な効果を持つオフィス家具・卓上パーテーションのメリット・デメリットを、使用時のポイントや注意点などと併せてご紹介します。

柔軟性に優れたオフィス家具・卓上パーテーションとは

パーテーションと聞くと、天井に届くほどの高さの床置きタイプをイメージするかもしれませんが、デスクの上に設置できる、コンパクトな卓上パーテーションもあります。

一見、小さな卓上パーテーションは、大きなパーテーションほどの効果がないように感じてしまいますが、卓上パーテーションだけが持つメリットもあります。

大きなパーテーションよりも柔軟な使い方が可能

大きなパーテーションをオフィスに導入する場合は、その全長を支える支柱と、転倒防止用の固定部材が必要になり、小規模ですが内装工事も発生します。
内装工事が不要な足付きタイプのパーテーションもありますが、脚の位置に配慮して周りに家具を置かなければならず、一定の重量もあることから、移動も一苦労です。

しかし、卓上パーテーションであれば、用途に合わせて、オフィス内で柔軟に設置が可能です。

卓上パーテーションを使用するメリット

あえて卓上パーテーションを選ぶメリットとしては、以下のようなものがあります。

デスク周りを完全にシャットアウトできる

卓上にダイレクトにパーテーションを設置できるため、デスク周りだけで見れば、床置きタイプよりも高いシャットアウト効果を発揮します。
両サイドと正面を完全に卓上パーテーションで遮れば、デスクを個室のような状態にすることもできるでしょう。

完全にデスク周辺を遮らなくても、各デスクの左右を卓上パーテーションで遮るだけで、社員の集中力アップも期待できます。

設置が低コストで気軽に導入できる

卓上パーテーションは約4,000~6,000円の価格帯となっており、安いものであれば3,000円程度で購入できます。
一方、床置きタイプのパーテーションになると、一枚約10,000円から購入することになり、設置費用や運搬費なども発生してしまいます。

また、卓上パーテーションは低価格で購入できますので、試験的に購入してみて、「やっぱり合わない」と感じても大きな痛手にはならず、「あと数枚追加したい」など、必要数がわかった時点でまとめて購入することもできます。

レイアウトを変更しやすい

大きなパーテーションは、設置も大変ですが、移動も簡単ではありません。
「もう少しだけ奥に設置したかった」「反対側の壁に寄せたかった」と、工事後に感じても、自分たちで自由に動かすことはできず、業者を再び呼んで、内装工事を行わなければなりません。

しかし、卓上に設置するパーテーションであれば、「デスクの正面にパーテーションが欲しい」「やっぱり両サイドに設置したい」と感じた時、一人でも自由に動かすことができます。
自由に動かせるという気軽さから、使い方のアイデアも思い浮かびやすく、何度も配置を変えながらベストな使用方法を導き出すことができるでしょう。

デザインの種類が豊富にある

卓上パーテーションには、大きさだけでなく、素材や色も豊富な種類が用意されていますので、設置目的やオフィスのイメージに合わせて、好きなデザインを選ぶことができます。

ちょっとしたサイドパネルが欲しい、という時はシンプルなアクリル板タイプがおすすめです。
あるいは、メモを沢山貼り付けたい時は、マグネットがくっ付くスチールタイプを選ぶと良いでしょう。
その他にも、フェルトが貼られたタイプや、半透明タイプといった素材の違いの他、長方形やカーブ状になっているものなど、形にもいくつかのパターンがあります。

卓上パーテーションのデメリット

卓上パーテーションを設置する時は、床置きのパーテーション程の効果が得られない点に留意しておきましょう。

パネルで集中力を削がれることもある

両サイドが仕切られている方が落ち着く、という人もいれば、両サイドに壁がそびえ立っていて集中できない、という人もいます。
集中できる環境は人それぞれ違いがありますので、卓上パーテーションを設置したからと言って、必ずしも社員全員の集中力が増すわけではないことに注意が必要です。

間仕切り壁としての効果はない

床置きのパーテーションにできて、卓上パーテーションにできないことと言えば、オフィスの間仕切りです。
オフィスが広く、余ったスペースを有効活用したい、と感じた時などは、床置きパーテーションで囲むことによって有効活用できます。
しかし、卓上パーテーションは個々人のデスクの上にしか設置できませんので、オフィスの間仕切りは行えません。

防音性は期待できなので注意

完全にスペースを仕切る力がない以上、卓上パーテーションには完全な防音性はありません。
デスクの正面を完全に覆う、幅広タイプの卓上パーテーションもありますが、周囲の音は漏れ聞こえてしまいます。
そのため、集中力アップのために卓上パーテーションを設置しても、集中力を削がれている原因が、視界ではなく音だった場合は、大きな効果は期待できないかもしれません。

オフィスの施工事例

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おわりに

卓上パーテーションは、気軽に購入できて使い勝手も良いため、上手く活用できれば、快適なオフィス造りに役立てることができます。
ただし、スペースを完全に区切る力はありませんので、そのようなケースでは、内装工事を伴ってでも床置きタイプを選ばざるを得ません。

現在のオフィス環境を改善するために、卓上パーテーションがベストマッチなのか、それとも床置きタイプが必要とされるのか、メリット・デメリットを見極めて選んで行きましょう。

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