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店舗にスマホ決済を導入する5つのメリット。東京オリンピックまでにキャッシュレス化を検討しよう

手持ちのスマートフォンで支払いが行える「スマホ決済」には、客にとっても店側にとっても多くのメリットがあります。

この記事では、スマホ決済の種類や店舗に導入するメリット、導入時の注意点などについてご紹介します。

スマホ決済でキャッシュレス化

クレジットカードや電子マネーなど、現金を使わなくても会計できる「キャッシュレス決済」の導入に関心が高まっています。

特に、クレジットカードやプリペイドカードを持ち歩かなくても、手持ちのスマートフォンで支払いができる「スマホ決済」は、スマートフォン利用者にも普及するツールとして注目されています。

国内のキャッシュレス化に関心が高まっている背景

政府は国内店舗のキャッシュレス化に力を入れています。
日本は先進国の中でもキャッシュレス化が遅れていると言われており、国内のキャッシュレス決済は支払い全体の2割にも及びません。
中国や韓国ではスマホ決済が普及しており、特に韓国ではキャッシュレス決済による支払いが9割を超えています。

また、外国人観光客が日本を訪れて困ったこととして「支払いに現金しか使えない」が多く挙がったことも問題視されました。
政府は、訪日外国人が増える2020年の東京オリンピック、パラリンピックに向けて、国内店舗のキャッシュレス化を進める必要があるとしています。

スマホ決済の種類

スマホ決済の方法には、大きく分けて2種類あります。

非接触型決済

手持ちのスマホをレジに設置された機械にかざして決済を行う方法です。
スマートフォンやカードに内蔵されているFeliCaのICチップを店舗に設置した機械で読み取り、クレジットカード会社に支払額を送信するシステムです。
「おサイフケータイ」や「楽天Edy」、「Suica」、「ApplePay」などが該当します。
ただし、FeliCaのICチップが搭載されていないスマートフォンではタッチ式決済は利用できません。

QRコード決済

店舗が発行したQRコードを手持ちのスマートフォンで読み取り、アプリを介してクレジットカードや電子マネーによって決済を行う方法です。
QRコードを使わず、スマートフォンと店舗のタブレットをBluetooth機能で通信して決済を行うタイプもあります。
楽天やLINE、NTTドコモなどが既にサービスを行っており、ゆうちょ銀行や国内3大メガバンクといった各金融機関もQRコード決済サービスのリリースを発表しています。

また、先述の「非接触型決済」は、スマートフォンにICチップが内蔵されていなければ利用できませんが、QRコードやBluetooth決済であれば、スマートフォンの機種に関係なく利用できるというメリットがあります。

店舗にスマホ決済を導入する5つのメリット

スマホ決済は、支払う客だけでなく導入する店側にも沢山のメリットがあります。

現金を計算する手間がなくなる

営業終了後、レジに残った現金がその日の売上データと1円でも一致しないと、計算を何度もうやり直したり、レジ周りに小銭が落ちていないか探したりして、余計な残務が発生してしまいます。
スマホ決済であれば、釣り銭は発生せず売上データも自動的に集計されますので、清算業務は劇的に効率化されるでしょう。

売上の現金化が早い

スマホ決済は、決済が発生した翌日から、お店の好きなタイミングで口座に売上額を入金できるものがほとんどです。

一方、クレジットカード決済で支払われた売上は入金のタイミングが遅く、月に2回など一定のタイミングにしか現金化されませんので、大きな売上が発生したにも関わらず手元に現金がない状態に陥ることがあります。

導入のハードルが低い

スマホ決済を導入するためには、専用の読み取り端末やタブレットを別途購入しなければなりません。
しかし、ほとんどの決済サービスには端末代金のキャッシュバックキャンペーンが用意されていますので、実質0円でスマホ決済環境を用意できます。

利用手数料が安い

スマホ決済の利用手数料は、3%前後が相場です。
それに比べ、クレジットカード決済の手数料は6%前後ですので、現在クレジットカード決済を導入している店舗も、スマホ決済に切り替えることで経費を大幅に削減できます。

新規顧客の獲得に繋がる

スマホ決済が国内で浸透していない大きな理由の一つに、「決済端末を導入している店舗が少ない」というものがあります。
スマホ決済を導入すれば、他の店でスマホ決済を断られた客をご自身の店舗に呼び込むことができ、さらに、ご自身の店舗でのスマホ決済未実装による機会損失も減るため、新規顧客の獲得に繋がるでしょう。

スマホ決済導入の注意点

スマホ決済を導入する際は、利用者を不安にさせないよう、セキュリティ対策や操作方法を店側がしっかり理解しておく必要があります。

操作方法を理解する

店員がスマホ決済の処理を誤ったり時間をかけてしまったりすると、簡潔でスピーディーというスマホ決済の魅力が半減してしまい、客側に不便な思いをさせてしまいます。
オーナーやレジ担当だけでなく、従業員全員で操作方法を身につけておきましょう。

セキュリティ対策

決済の際、目を離した隙にスマートフォンの盗難などが起きてしまうと、店の信用を大きく落としかねません。
また、不正ソフトに決済情報を読み取られる被害なども既に出ているため、操作時に不審な動作がないか決済中は注意する必要があります。
決済は客の目が届く場所で行い、スマートフォンから目を離さないことや、マニュアルにない怪しい誘導URLをクリックしないことなど、従業員にセキュリティ対策を意識付けしておきましょう。

おわりに

スマホ決済は、これから国内で加速的に普及すると見られています。
早めの導入を検討することはもちろん、セキュリティ対策や操作方法のマニュアル化などを早くからお店全体で身につけておくことで、今後導入し始める店舗との差別化も可能です。

ご自身の店舗利用者層をイメージして、最も相性の良い決済サービスを選びましょう。

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