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出店場所に路地裏を選ぶ3つのメリット〜一等地に負けない路地裏戦略〜

路地裏は、人通りも少なく目立たない位置にあるため、一等地に比べると集客にハンデがあるように思えますが、路地裏には一等地にはない3つの隠れたメリットが存在します。

路地裏のお店でも、一等地に負けない集客力を持たせるために、路地裏ならではの戦略を身につけておきましょう。

一等地に出店するのが必ずしも良いとは限らない

「一等地」とは、何かを行うにあたって、最も有利な条件を満たす土地のことです。

店舗にとっての一等地

お店の一等地としての条件には、以下のようなものがあります。
・交通量が多い道路の近く
・商店街や繁華街の中
・主要な駅の近く

これらの条件に共通する要素は、「人通りの多さ」です。
お店は、客が来なければ売上が発生しませんので、新規顧客を呼び込みやすい一等地は、とても有利な立地であることは言うまでもありません。

一等地のデメリット

「一等地」と呼ばれるような、駅の近くや人が集まる人気のエリアは、当然、家賃も高額です。

さらに、人が多く集まるということは、それだけライバル店も多く並んでいます。

ライバル店に客を取られてしまうこともデメリットですが、他の同業他店に埋もれてしまって、お店が目立たなくなり、せっかく高額な家賃を払っても、客が寄り付かないという悪循環を生む恐れがあります。

出店場所に路地裏を選ぶ3つのメリット

路地裏は、基本的に人通りが少なく、人の目に触れにくい場所です。
しかし、路地裏を出店場所にすると、一等地では得られない3つの大きなメリットがあります。

月々の固定費を抑えられる

同じエリア内でも、路地裏に入るだけで、賃料は驚くほど少なくなることがあります。

一等地でも路地裏でも、開店直後は設備の購入費などが発生し、利益が伸びないリスクがあることに変わりはありません。
また、利益が増えようと減ろうと、毎月支払い続ける家賃が下がることはありません。

家賃が少ない路地裏の店舗であれば、開店直後でも資金に余裕を持つことができ、さらに、売上がアップすれば、その分を店舗経営に還元することができるでしょう。

競合他社と差別化できる

通常、路地裏のお店に来る客は、チェーン店にはない、「何か」を求めて訪れます。

「繁華街を避けて、あえて路地裏に出店するということは、戦略があるに違いない」
「よほどサービスにこだわりのある店主かもしれない」
「通好みのサービスが期待できるかもしれない」
といった具合に、路地裏に出店していること自体がお店の個性となり、駅ナカのチェーン店と差別化することができるでしょう。

ターゲットを絞ったサービスが提供できる

人通りが少ない路地裏は、「時間潰し目的」の客が減少します。

時間潰し目的の客とは、
「電車の待ち時間を潰すため」
「たまたま目に止まったからなんとなく入った」
「小腹が空いたから適当に入った」
などのような、一回限りで去ってしまう客のことで、駅の近くや繁華街のお店になるほど増える傾向にあります。

一方、路地裏は、わざわざ時間潰しのために足を運ぶ客はほとんどいませんので、目的を持って訪れてくれた客に行き届いたサービスが提供でき、リピーターを獲得しやすくなります。

また、時間潰しの客が減ることにより、少ない従業員でもお店を回せるようになりますので、開店して間もない頃は、人件費を抑える効果も期待できます。

少しずつリピーターが増えはじめる頃には、従業員全員がお店の動線や一日の流れも把握できていますので、新しい従業員が増えても、丁寧な新人教育が行えるでしょう。

路地裏でも戦略次第で繁盛店になる!

ネットが普及していなかった一昔前であれば、人の目に触れにくい路地裏への出店は、非常にリスキーだったかもしれません。

しかし今は、ネットのレビューサイトやSNSなどを使って、お店の情報をどこからでも発信できる時代です。
そのため、一等地でも路地裏でも、人に知ってもらえる可能性にほとんど差はないと言えるでしょう。

レビューサイトにクチコミを載せてもらう

さきほど、路地裏に来る客層は、時間潰しよりも、目的を持って訪れる人が多いと解説しましたが、目的を持って訪れる人は、レビューサイトにマメにクチコミを投稿する傾向にあります。

レビューサイトのクチコミは、
「なんとなく足を運んだら大正解!」
「期待以上の味」
「アクセスしづらいが、訪れる価値はアリ」
など、サービスの質が期待値を上回った時に、高評価が得られる傾向にあります。

路地裏は、立地そのものがハンデですので、サービスの質さえ確保できれば、お店の個性を引き立てる材料となるでしょう。

SNS発信で路地裏でも目立つお店に


お店の情報発信ツールといえば、FacebookやTwitterなどのSNSです。

情報発信は、オープン直後ではなく、開店前からアカウントを稼働させておくことがポイントです。
最初のうちは、最低でも毎日1つ記事を投稿し、できるだけお店の写真や動画なども載せて、視覚情報を積極的に盛り込むとよいでしょう。

その際、玄人の目にも留まるように、路地裏の魅力も忘れずに発信することがポイントです。
「都会の喧騒を忘れられる、静かなお店です」
「たまには遠回りして路地裏を歩いてみませんか?」
「非日常感を味わえる隠れ家です」
など、路地裏という立地の魅力が伝わるような、プラスアルファの部分も意識して発信してみましょう。

おわりに

路地裏のお店には、一等地にはない、特定の客層を惹きつける魅力があります。

人通りの多さでは一等地には劣ってしまいますが、隠れ家的な雰囲気や非日常感を求めて訪れる人にサービスを気に入ってもらえれば、リピーターを増やすことも不可能ではありません。

そのためにも、路地裏というハンデを覆すようなサービスを提供することはもちろん、ネットでの情報発信も有効に使って、新規顧客の獲得に繋げていきましょう。

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